上野耕路 "Variations "(2023) ¥210,000
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"Variations "
(2023) ¥210,000
Mixed Media on Board
990×652mm
Variationsは変奏曲と訳される音楽形式の名前てもある。
グレン・グールドのデビューアルバム、エールトベルク変奏曲もその名の通りこの形式だ。
テーマのコード進行に合わせて音楽が豊かに変容されてゆく。それが数通り出現してゆく。ゴールトべルクの場合、その数30通りだ。そして最後にまたテーマが出てきて終了する。
一般的なジャズにおけるテーマとそのテーマのコード進行に合わせたアドリプが数コーラス、
またテーマに戻る様相も基本構造は変奏曲と同じだ。ジャズの場合はテンポやリズムパターンはほぼ変わらないが、変奏曲はテンポやリズムパターンも変容する。ジャズはコード進行のリハーモナイズはあるが、テーマのキーがメイジャーからマイナーに変えられるということはない。
変奏曲ではしばしばある。
僕は時々音楽形式の名前の絵を描く。そこから音楽が聴こえてくるかどうかということより、
音楽の形態の方を意識している。音楽には存在そのものに時間軸があり、音楽の形態とは時間を伴っている。
絵画も見る時は時間とともにありはするが、存在そのものには時間軸はない。ゲーテは建築を凍れる音楽と呼んだが、絵画とくに抽象絵画はその言葉のお裾分けがあってもよいように思える。
上野耕路(1960~
ポストクラシカル・ユニット「ゲルニカ」、「QPあえるパスタソースたらこ」のCM、
映画「六つの顔」の音楽なとて知られる。1970年代末にシンセサイザー、多重録音、
ジャズアレンジ、クラシック音楽作曲技法を習得。ゲルニカを通じYMO、伊福部昭と交流。
日本大学芸術学部音楽学科作曲コース除籍、四半世紀に渡り母校の映画学科非常勤講師として
「映画音楽」を講ず。抽象表現主義の画家としても活動。
2025年、城戸美有紀とのユニットIntonarumoriを始動させる。
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