ART-T 植田　工　　Kibo No Aozora 2024 　

選曲とARTとの雑誌　freedom dictionary 218 号　特集:坂本龍一を選曲する。ARTする。

植田工ART作品がTシャツになりました。


植田 工 ART :《Kibo No Aozora》2024
選曲 : 坂本龍一「Bibo No Aozora」アルバム『/04』

作品解説
高校生の頃、幼馴染の孫田瑠央くんの家に遊びに行くと玄関から入ってすぐにあるピアノで「戦場のメリークリスマス」を弾いていました。よく晴れた日の白い室内が、より一層白く感じました。あの時あのワンフレーズをいた瞬間に自分の目の前の世界の景色が変ったことをよく覚えています。
「美貌の青空」はアルバム『スムーチー』に収録されていた曲ですが、僕が初めて聴いたのは映画「バベル」のエンディングで東京の夜景とともに流れてきた「Bibo No Aozora」でした。劇中、刑事がラーメン屋でテレビを見ているシーンなど、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥはよくこの東京の日常生活の色味が出せるなぁと思ったのですが、菊地凛子の慟哭を父親の役所広司が抱きしめるように東京の夜景に「Bibo No Aozora」が流れこの世界を僕が抱きしめてもらっているように感じました。
子供の頃から坂本さんの音楽は生活の中に不意に訪れてきましたが、その音楽を聴く前と聴いた後あとでは世界の感じ方が変わるんですね。音楽で人生の景色が変わるなら、音楽はやっぱり世界を変えるんじゃないかと思うのです。

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⚫︎Tシャツ素材:綿100%

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